シェフ紹介

FUKUTEIシェフ
福本

■1970年
兵庫県生まれ

■好きな言葉
桜梅桃李

【略歴】
■1990年(平成2年)10月1日
地方職員共済組合 きょうと平安会館入社
洋食調理部配属
約7年間シェフの里崎和敬氏に薫陶を受ける

■1997年(平成9年)12月
きょうと平安会館 退職

■1998年(平成10年)3月16日
出身地である兵庫県佐用郡上月町(現佐用町)にて「欧風家庭料理 福亭」開業。
廃業した割烹料理店を購入し、内装はほぼそのままの状態で開店。
都会から遠く離れたこの地域の方々に洋風料理を気軽に楽しんでいただきたいという思いがあり、少しでも抵抗感を和らげると考え、カウンターと座敷でお箸で提供するというスタイルをとった。
おかげさまで福亭は大変喜んでいただき、当初の想定よりかなり広いエリアからも常連となり来ていただけるようになった。

■2009年(平成21年)8月9日
台風9号による影響で地域一帯が大洪水となり大打撃を受ける。余りに甚大な被害のため、地域の復旧はかなりの日数を要し、目処の立つ状態ではなかった。シェフ自身、地域の復旧のため奔走する日々が続く。熟考の末、福亭もその場で営業を再開・継続していくのは非常に困難であると判断。

■2009年(平成21年)10月2日
播磨科学公園都市(兵庫県赤穂郡上郡町光都)に移転し「欧風家庭料理FUKUTEI」オープン。
光都プラザテナント会に参加。

■2012年(平成24年)4月1日
光都プラザテナント会 副会長就任。

■2014年(平成26年)4月1日
光都プラザテナント会 会長就任。(2014~現)

■2015年(平成27年)5月26日
「ひょうごニホンジカ推進ネットワーク」参加。

■2017年(平成29年)7月18日
「光都ふるさとプロジェクト」発足。会長就任。(2017~現)


1998年(平成10年)3月16日開業当

実家のある佐用町に戻り、廃業した割烹店を譲り受けて、飲食店を始めました。
「一人でやる」と強く意気込んでいた私でしたが、実際には母がいつもそっとそばにいて、支えてくれていました。

料理さえできれば、何とかなる。
そんな甘い考えで開業しましたが、実際には、仕入れ、接客、売上管理、予期せぬトラブル……
調理以外のことで頭を抱える毎日。
開業の喜びよりも、店舗を運営する重圧に押しつぶされそうでした。

そんな私を、母は何も言わずに、毎日黙々と手伝ってくれました。
愚痴ひとつこぼさず、笑顔で。

当時は余裕がなく、ただただ必死で、
母の存在がどれほど大きかったのか、気づくこともできませんでした。

けれど今、振り返って思うのです。
あの頃、母がそばにいてくれたから、私は踏ん張れた。
あの優しさが、何よりの支えだったと。

その感謝の気持ちを、ちゃんと伝えられなかった。
それが悔やまれるのです。

今はただ、感謝の気持ちで胸がいっぱいです。

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